東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

日本人には二種類いる

というタイトルの本を読んで、然り! と膝を叩いた。
岩村暢子さんの労作である。

日本人には二種類いる: 1960年の断層 (新潮新書)

日本人には二種類いる: 1960年の断層 (新潮新書)

―1960年の断層―というサブタイトルが付いている様に、‘60年を分水嶺として、日本人は旧型と新型に分かれるそうである。

本の扉にもある様に、―まったく新しい刺激的な日本人論―である。
この本は近年の社会学の分野における“目から鱗”的な快挙である。

岩村さんのガイドに従って、来し方を振り返ってみると、解らなかった事が、なるほどとうなづける。

周りを見渡してみても、このグラスを通して見ると、今少し寛容になれる気がする。
とにかく、日本人はおもしろい!

日本人論は、今までもこれからも何百冊と出現するだろうが、久しぶりに痛快なものに出逢った。