というタイトルの本を読んで、然り! と膝を叩いた。
岩村暢子さんの労作である。
- 作者: 岩村暢子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2013/10/17
- メディア: 単行本
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―1960年の断層―というサブタイトルが付いている様に、‘60年を分水嶺として、日本人は旧型と新型に分かれるそうである。
本の扉にもある様に、―まったく新しい刺激的な日本人論―である。
この本は近年の社会学の分野における“目から鱗”的な快挙である。
岩村さんのガイドに従って、来し方を振り返ってみると、解らなかった事が、なるほどとうなづける。
周りを見渡してみても、このグラスを通して見ると、今少し寛容になれる気がする。
とにかく、日本人はおもしろい!
日本人論は、今までもこれからも何百冊と出現するだろうが、久しぶりに痛快なものに出逢った。