最近、ボクシング小説にハマった。きっかけは百田尚樹の「ボックス!」という本だった。友人からいただいた本だが当初は興味がなく、ずっと読まずに放置していた。他の本もすべて読み終えとりあえずと思って読んでみたらハマってしまった。「ボックス!」は高校を舞台としたボクシングの青春小説で百田尚樹は相当ボクシング好きであることが感じ取れる。この本を読むと青春時代はなんてステキだなぁと思う一方、ボクシングはなんて過酷なスポーツ?格闘技だと思う。精神的、肉体的にもタフでなければならず、到底私には手の付けられないストイックなものである。この小説の感動が忘れられずに尽かさず同作者の「「黄金のバンタム」を破った男」購入。すぐに読んでしまった。この小説は日本人で初めて世界チャンピオンになったファイティング原田の半生が描かれている。戦後の高度成長期にはスターが必要だった。それが力道山でありファイティング原田であったそうだ。この小説を読んでいると人々がテレビを前に熱狂した様子が非常によくわかる。また、この小説に何人かのボクサーが登場するが、その中の「斉藤清作」が気になった。「斉藤清作」と聞いてもピンと来ないかもしれないが、知る人ぞ知るコメディアン、俳優の「たこ八郎」である。どうしても「たこ八郎」の半生が気になり、行きよいで「昭和のチャンプ〜たこ八郎物語」も購入。こちらも一挙に読んでしまった。私は幼少時代にテレビで観たたこ八郎とは全く違う一面がわかり非常に面白かった。
興味のあるものに出会えるときは非常に幸せである。
皆様ももし私の知らない面白い本ありましたらぜひご紹介ください。今、家ではシマジさんに紹介してもらった宇宙戦争やタイムマシンの著者イギリスの小説家H・G・ウェルズの半生を描いた「絶倫の人」を読んでいます。字が小さく文字がぎっしりで進みが遅いですが。
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