東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

ととのう(初日)

こんにちは。畠山裕美です。一週間よろしくお願い致します。
 
「整いました~」で、ねづっちを思い出した方、すみません。
(私はダーリン寄席で何度かねづっちのステージを見たことがあります)
 
今回のテーマは「ととのう」です。
実は、今回このテーマ案を出したのは、瀧澤さんと私でやりとりをしていて「整う」「調う」「斉う」などの意味があるよね、ということで、決めたモノです。
 
ここから色々な想像を広げて膨らませて書いてみようと思います。
 
さて、自分自身で「どうして『ととのう』という単語が出てきたんだろう」と考えてみました。
アタマの中に「ぽっ」と浮かんできた言葉なので、多分何かあるんだろうなと。
 
そうしたら、ありました。
 
「ミステリと言う勿れ」(みすてりというなかれ)というマンガです。

 

ミステリと言う勿れ コミック 1-5巻セット

ミステリと言う勿れ コミック 1-5巻セット

  • 作者: 
  • 発売日: 2019/09/10
  • メディア:
 

 電子書籍で買っていたのですが、お正月に改めてまとめ読みしたのでした。

 
これは、昨年の「マンガ大賞」の第二位に輝いた名作(連載中)です。
 
作者は田村由美。SF対策「7SEED」の著者でもあります。

 

『7SEEDS』1~4巻 アニメ放送記念 SPECIALプライスパック (フラワーコミックススペシャル)

『7SEEDS』1~4巻 アニメ放送記念 SPECIALプライスパック (フラワーコミックススペシャル)

  • 作者:田村 由美
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2019/12/26
  • メディア: コミック
 

 

田村氏のマンガは、絵柄が可愛いと言えば可愛いのですが、登場人物が結構ハードボイルドで、サバイバルもの、戦闘もの、はたまた異世界妖精譚など、幅広いのですが、私は「BASARA」(1993年小学館漫画賞受賞)の頃から「すんごいストーリーテラーだな」と注目していたのでした。
 

 

BASARA バサラ文庫版 全16巻完結セット (小学館文庫)

BASARA バサラ文庫版 全16巻完結セット (小学館文庫)

  • 作者:田村 由美
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/03/01
  • メディア: 文庫
 

 このあたりは、漫喫に籠もって読んで頂きたいところです(笑)

 
「7SEED」も、あれは読むのが止められなくなりましたからねぇ(笑)。
 
というわけで、ねづっちではなかったのでした。
 
 
さて、話が長くなりました。
「ミステリと言う勿れ」の主人公が「久能整(くのうととのう)」君という大学生です。
多分「ととのう」というのはここから来たのです(自分で決めておきながらすんません)。
整君は、もじゃもじゃアタマでカレーが大好きな大学生ですが、自分にかけられた殺人事件の犯人の容疑を、取調室での刑事の話から読み解く、いわゆる「安楽椅子探偵」もののようになっています。
 
安楽椅子探偵モノで有名なのは、「成吉思汗の秘密」(高木彬光)や、「時の娘」(ジョゼフィン・テイ)が有名です。私はこの二冊、推理小説モノの中では、結構好きな部類に入るのですが、整(ととのう)君の思考の飛び方や、発想が非常に興味深いのです。というのも、整君がひたすら推理をしゃべりまくるという内容です。
 
それも結構複雑怪奇な事件ばかりなのです。
 
そういえば、「くのうととのう」って、苦悩がととのう(うまい状態にまとまる、つまり解決する?)っていう意味もあるのかなと気がつきました。
 
調和するという意味もありますね。
 

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