巷で耳にする「進化」という言葉は主に「過去と比べ
てどうなのか」といった時間軸で語られることが多い
ように思います。「以前よりも性能、機能がアップし
ましたよ」というニュアンスです。
しかし、操体の進化は時間軸に限ったことではありま
せん。
「今の時代にあっているのか」といった環境との関係
性を考慮しています。操体を勉強しているなら空間軸
とか空間との調和とも言えます。
現在は「陰の時代」を迎えているということは、当ブ
ログで何度か紹介されていますが、操体はこの「陰の
時代」に合うように進化しています。
因みに「陰の時代」は物質面よりも精神面、男性性よ
りも女性性に重きが置かれる時代です。
臨床を通していると、「時代が求めているのかも」と
感じることがよくあります。
それと同時に「環境を無視して、性能だけがアップす
ることは果たして進化と呼べるのか」と考えたりもし
ます。
7月18日(海の日)操体マンダラ2016開催
東京操体フォーラム理事長、三浦寛が50年学び続けてきた操体の今を公開します