東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「常識を疑う目」より・・・自明だけでなく。

おはようございます。

 

ふと、頭に浮かんだメロディー。

 

♪ いつだってわすれない エジソンはえらい人

      そんなの常識 タッタタラリラ~ ♪

                       歌手:B.B.クイーンズ

                       作詞:さくらももこ

                       作曲:織田哲郎  

  

おどるポンポコリン

おどるポンポコリン

 

 

そのエジソンは常識的な人ではなかったという。

そして、こんな言葉も残しているという。

 

「 大事なことは、君の頭の中に巣くっている常識という理性を
    きれいさっぱり捨てることだ
 もっともらしい考えの中に新しい問題の解決の糸口はない 」

 

「常識という理性」という語が出てきたが、これは的を得た言葉だと思う。

常識には自明な面がある。

例えば、空は青い、雲は白い、カラスは黒い、というのは当たり前。しかし、その当たり前の共通認識も、光のあたり方をはじめ環境変化で見え方は違ってくる訳であり、その当たり前が真実とは限らない。

 

エジソンは、そういった不確かな面もある推論能力(理性)から、いくら考察を重ねても現状をより良くする為の問題解決(発明家であれば発明の)の糸口は見えてこない、と言っているのだと思う。

それよりも、実際に自分自身で感覚をとおして、やってみる事。

 

エジソンは、幼い頃から疑問に思った事は、実験してみて、その根拠を確かめていたという。

他の人からすれば、わざわざ実験などしなくとも、知識として知っているだけで十分だ、と思われる事柄もあったろう。

しかし、やってみなければ、本当の理解につうじない事柄は沢山ある。

その、本当の理解、本質的な理解が、発明という新たな展開につながっていったのだと思う。