なぜなぜ分析、というのがあります。
発生した問題の原因を深掘りし、根本的な原因を導き出す手法です。
トヨタの生産方式で考案されたもので、5回の「なぜ」を繰り返すのだそうです。
「なぜ問題が起こったのか?」「それはなぜか?」を繰り返すことによって、製造過程で生まれてくる問題の根本解決を導く、製造現場で「ミス・労働災害・生産性向上」の改善に活用されています。
これは「製造現場」では、大いに役立つと思います。
一方「あの人はなぜそう思ったのか」と、きもちを「なぜ」と分析するのは、ちょっと違うのかも、という感じがあります。
というのは、人の気持ちというのは、そんなに簡単にすぱっと割り切れる程簡単なものではないからです。
(ここで言う気持ちとは、本人の思考を指します)
思考は、それこそなぜなぜとか、損得とか、正しいとか正しくないとか、人がどう思うかとか、本当に多くのことを考えるのです。
一方、感覚、直感はわりとはっきりしています。快・不快(好き嫌い)だからです。
「この人は、お金持ちだし、背も高いしいい大学を出てるよね。なので仲良く、あわよくばカノジョになって結婚すれば、将来安泰」
と、思考で考えるとしましょう。
しかし「感覚」が
「でも、何だかちょっとダメかも。。。」という場合もあります。
もっと言えば、遺伝子のレベルで「ごめんなさい」なのかも。
2024年春のフォーラムは、4月29日に開催致します。