そう言う時は、間違いなく「感覚」に従ったほうがよいのではと思います。
普通の人が操体の第一分析の動診操法を受けて言うのは
「両方やらなくていいんですか?」ということです。
例えば両膝の左右傾倒。右に膝を倒しやすいのであれば、右に倒して数秒たわめて脱力(あるいはD1'であれば、抜きたくなったら抜く)。
これをやると「今、右に倒しましたが、左はやらなくていいんですか」と言う方は、かなりの確率でいらっしゃいます。
操体は、両方やらなくても、倒しやすい方だけやれば、倒しにくい方も可動域が広がります。
また、第一分析は二回から三回くり返します。
中には「回数をたくさんやった方が早く治るのでは」という方も、かなりの確率でいらっしゃいます。
我々は「あ、両方やらなくてもいいんですよ」とか「回数が多ければいいわけじゃないんですよ」と、しれっとかわしますが、慣れない人にとっては「不思議だなあ」と思われるようです。
2024年春のフォーラムは4月29日の開催です。