東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

真花の花(まことのはな)

その意識の次元に、自分自身を投げ出している人は、自在の自身のなかに生きている。そんな人生の中に真花の花(まことのはな)を咲かせる。
至福だと思う人生は、自在の世界に飛び込んでいく人生だ。それは意識が運んでくる。意識の高みにあって、意志の至高へと飛び立つ、それが自分らしい、本当の自分自身の生き方だ。それが自分自身のなかの自分観ということだ。思考のなかの存在は、時の花。自在の意識なる感性は真(マコト)の花。
このように、存在の自分にいない人は、一つの意識に集中している。そしてただ、その一つの大きな自身の意識にむいている。そんな人はいつの時代も生涯一度の一回ポッキリの自分を知って生き、不死の人として人の心に生きつづけている。
自分の世界を模索しながら、くるしみながら、もがきながらも、それでも決してグチも言わず、一つの大きな世界にとけこんで愉しみ、そんな自分をいとおしむ人達なのだ。