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東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

聴き上手。

友松 誠(ともまつ まこと)

こんにちは。 

今週のブログは友松が担当いたします。

一週間どうぞよろしくお願いいたします。

 

今回のテーマは「上手い下手について」ということですが、このテーマは春の東京操体フォーラムのテーマでもありました。

春の東京操体フォーラムといえば、先週ブログを担当して下さった寺本さんのホーメイと弦楽器の演奏も印象的でした。

朝一番、プログラムの始まる前に寺本さんが演奏したことで、場の雰囲気やご来場の皆さんの心もちも穏やかになり、愉しく学ぶための空気が満ちていったように感じました。


私は、この日、フォーラム会場へ向かう途中に列車トラブルに遭遇してしまい、予定より50分ぐらい到着が遅れることとなってしまった。中央線から慣れない地下鉄に乗り換え、大慌てで走りに走り、会場に着いた時には、息はセカセカ喉はカラカラ、開会しても気持ちが上ずったままの状態でした。

しかし、寺本さんの倍音の利いたホーメイと演奏を聴いていると、そんな心とからだが癒されていくのを感じた。なんだか懐かしいような、安心できるぬくもりのような、そんな空気に包まれながら旋律がからだにヒビキ、心の奥深いところを嬉しくさせていく、そんな感じだったように思います。
 

音楽で心とからだの不調が癒えるという事は、古くから知られており、巷にはリラクシングの音楽が数多く溢れています。数多くあるという事は、好みもありますが、人それぞれに合う合わないという事や、上手くいく場合とそうでない場合があるという事でもあります。

これは聴く側にも問題があるという事を示唆しているのではないでしょうか。つまり上手く聴く態勢がとれていない。空間もそうですが、コンサートホールに行ってポテトチップをパリポリやるような空気の読めない人が一人でも居たら、台無しになってしまう。空間との調和、一体感を意識するということも大事だと思います。

言葉もそうですが、上手く伝わる場合とそうでない場合がある。同じ言葉でもニュアンスが変われば違う意味になる事が多いですから。空間をつうじて波長が合わなければ、行き違いが生じる。それを合わせるのは感覚であり、思考優位になっている時ほど、言葉の行き違いを起こしてしまうと感じます。話でも音楽でも聴く態勢をとるという事は大切と思います。

今回のフォーラムでは三浦理事長から音楽を聴く時も、こういうふうにしたらその音楽の善さをありのまま受け取れる、という提案がありました。ご参加の皆様は実践してみていただけたでしょうか。やってみて体感して、善いと感じたものは取り入れていく。そういう姿勢も何事にも共通する上手くなるコツだと思います。

 

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