東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

表現すること、されているもの

瀧澤さん一週間のブログ投稿ありがとうございました。

テーマは引き続き「アートについて」。本日より寺本がバトンタッチして担当致します。よろしくお願い致します。

 

今年の11月にオンラインも含めたハイブリッド形式で開かれる秋季東京操体フォーラム。テーマは「アートと操体です。今回の実行委員ブログはフォーラムに向けての道中のような気がしています。

 

「アート」について思い浮かべる時、私は「表現」というイメージが浮かんできます。

 

私事ですが、以前、演奏活動などをしていたときのことを思うと、自分が表現の場に立ち会う瞬間というのは何かを「表現する、している」といった意識が多くを占めていたと思います。

 

そういう活動をしていて変な話なのですが、その「表現する」という感触にいまでも何か腑に落ちない、何か納得できていない感覚があります。何か全然違うような気がする、といった感じがずっとあるのです。

 

その違和感のヒントになるようなことが、操体のなかにある、特に最近の操体の進化のなかにはあるように感じています。

 

自分が何かを「表現する」という行為の以前に、「表現されている」営みがある。

それも、静かに、豊かに在る。

操体はこの「表現されている世界」のことについて学んでいる学問だと思うのですが、これも「アート」に触れていること、なのではないかと思うのです。

 

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2021年秋季フォーラム

2021年11月23日(火)勤労感謝の日 ハイブリッド開催

テーマ「アートと操体」 

www.tokyo-sotai.com