感謝は、「する」と「される」という二つの形があります。
自分が感謝されたいから、感謝されるような行動を取る。
これは、本末転倒な感じもしないではありません。
「感謝されたいから、やる」という行動には、なんだかちょっと「偽善っぽいモノ」を
感じたりするのは私だけでしょうか。
昨日も書きましたが
「自分がやったことは正しくて感謝されることだから、
アナタもやるべきだ」
という強要も、なんだかヘンです。
操体の施術が終わった後に「ありがとうございました。楽になりました」という
言葉をいただくと
「アナタのからだが自分でよくなってるんですよ」とか
「からだってすごいよね~」
というのは、どう考えても、からだが持つ力のすごさのほうが上だから。
そうなると、生まれてからあの世に行くまでずっと働いている心臓とか
呼吸器に「感謝」したくなりますよね。
持病にせよ「一病息災」といって、健康だったら気がつかないような、
体調の変化に注意を向けさせてくれることだったりします。
逆に、感謝するのは、いくら感謝しても減るもんではありません。
一週間ありがとうございました。
明日からは松浦伸考さんの担当です。
畠山裕美