ブログ二日目。一日目は写真だけで済ませてしまったが、今まったくブログの準備にとりかゝかれない。やっと書き始めたのは昨夕からかな。言い訳はしたくないが、出版の原稿締め切りが間近となり、急ピッチでその校正をすすめている最中です。心中察して、師匠、最後でいいよ、とも声がかからず、マァ、少しは私のブログも期待して読んでくれる仲間がいるんだな・・・と思いとどまり、そして気合いを入れて書いています。
校正の進み具合を少々書いておきますと、今現在、400字づめ原稿用紙241枚目まで終わりました。本書にするには最小限200ページから230ページはほしいところです。後六十、七十枚程度書きためておきたいですネ。この本書の元原稿は、2006年当時におおむね書き上げていたんですがね。それで今年の五月に出版が決まって、決まったのはいいんだが、改めて見直してみると、当初に比べ、かなりかみくだいて学んでいるんですね。元原稿のままだと提出するのは、サビついた釘を打つような気がして、改めて原稿を一枚一枚書き直していく作業から始めたのです。
今回の出版は、私自身結構こだわりをみせています。こだわるついでに、銀座の文具店、伊東屋さんまで出かけていって、当店オリジナルの原稿用紙五たば、一たば100枚ですから500枚と、私愛用のドイツ製の鉛筆五本、とやはりドイツの消しゴム2個を調達してきました。
このドイツの鉛筆、一本いくらすると思います?一本二千円ほどするんですね、少々値上がりしたようですけど。その上一本一本買えないんだ。五本セットになっている。マア、それでも書き味がいいんで、どうしても欲しかったから仕方ねーェです。この鉛筆、黒と茶色があって、写真にのっけてあるので興味のある方はちらっと見てよ。原稿用紙にすべるように書け、疲れないので格別に愛用させてもらっている。この消しゴムのこだわりも、すべるように消えてくれる。いくら消しても消しても原稿用紙がすり切れてしまわないことだ。
このこだわりの理由は、本書が皮膚に関する診断と操法にしぼられていること、本格的な皮膚への問いかけ第一号の記念の出版だからです。皮膚へのアプローチだけで200ページの内容となると、かなりの落とし込みがないとかなりシンドイ!!今回かなり自信をもって挑戦してみました。読者のヤジ馬心に火がついてくれゝば、有難いと思っています。それにこんな新ネタ、おいそれと見かけないし、臨床家にとってはとってもおいしいと思うんです。皮膚のこと、理解すればするほどホホ笑むのはおまえさんなんだよと、僕は言いたいんだな。改めて真剣に原稿に向かう自分の姿があって・・・僕自身が一番皮膚に感謝してホホ笑んでいる。かなり心酔しているな。
・・・・というのは、かなり、かなりわかって書いていることだね。各章ごと、かくれ味、つまり私自身のメッセージがつっこんである。どう文章に表したらいいのか、なかなか難しいことだが、自分のメッセージを自分の言葉で話すっていうことが難しい。そんな時は何度も検読する。それも日をおいて、検読すること。それに黙読するんじゃなくて、声に出して読むんだな。すると、まとまってくる。もう一つの気づきは、文と文とのつなぎに使う言葉が「か」にするか「に」にするか、「を」にするかによって、文章の流れが止まってしまったり、急に流れだしたりする。
活字はまさに生きもの、呼吸してますね。著者の呼吸が伝わってくる流れを生かせればいいんだが・・・・。
また、本書に症例がいくつかのっている。これも今までもう少しなんとかならぬものかと苦心させられた。操者と患者のやりとりを、どうつないで結んでいくのか。今回はやっとわかってきたよ。参考にしてもらえれば、うれしい。三日目につづく。
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