東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

歩き続けること

こんばんは。
三浦先生からバトンを引き継ぎました。森田です。
一週間、おつきあいよろしくお願いいたします。

東京はサルスベリが咲き始めました。
橋本先生のお墓にもあったと知ってからは、私にとってより特別な木になっています。


しかし、今回も三浦先生のブログは濃かったです。
先生が24時間操体に心血を注いでいる中で、気づいたことをこんなリアルタイムに書かれていて、
操体を学んでいる方が読んだら度肝を抜かれることでしょう。
先生の周囲にいる実行委員が、常に先生の気づきと問いかけに驚いているのですけどね。

そして、昨日は月に一度の実行委員の勉強会でした。
(6月21日の畠山先生の日記の「そういえば実行委員って何しているの?」にあります
http://d.hatena.ne.jp/tokyo_sotai/20090621)。

今回の先生のブログの内容を更につっこんで教えてくださいました。惜しげもなく、です。
まさに操体最前線、(サーフィン未経験者ですけど)イメージとしては大波の頂点に乗っている感じでしょうか…。
もちろん、「惜しげもなく」といっても、各人の「自分で頭を豆腐の角にぶつけて理解する」余裕を残してくださいます。
それは、自らがプロセスを経て理解ことが大事だからです。
話を聞いて頭での理解することと、腹に落ちる理解をすることは全く違うのですね。

自分で追求し続けるためのヒントはちゃんと下さり、一人一人にあわせて「そう、それでいいんだよ」
そういう教え方をしてくださっています。

「感じて、求め続けて、学び続ければできるようになるから」
「やり方はちゃんと教えることが出来る」
「できないことは話さない」
「妥協したらそれまで」
というような、愛のこもった叱咤激励に支えられて、今があると思います。

一人で臨床をしていると、どんな人でも行き詰まりや不安があると思うのです。
うまくいっているときでも、いや、いっているときこそ「このやり方でいいのだな」が妥協につながってしまうこともあると気づきました。
自分が妥協をしていることに気づかなくても、相手のからだは厳しく反応しますから。
自分がどういう状況でいるのか常にわかっていないといけない。
臨床は精神修養、ですね…。ふう。


私はほっておくといくらでも「ぼ〜」っと出来てしまう人間なので(自慢になりませんが…)、
現在の、家事と仕事と勉強に急かされている状態がいいのかもしれません。
逆にそのうちの何かをやめると、知らぬ間に時が経っていくのが怖いです。
そして学びを止めると、「止まる」のじゃなくて後退するような気もします。
ーまあ、そんな強迫観念で臨床をしているわけではないのですが(汗)。

昨日も勉強会に出かけて、
三浦先生の我々を見守りつつ走り続けている姿を目の当たりにし、
お話の理解の補足に、上手に畠山先生が合いの手を入れてくださったり、
各実行委員の鋭い気づきの意見を聞いているからこそ、
私も歩き続けられているのだなと思います。



先日、近所の商店街でツバメの巣を見つけました。
マンションの住人にも大事にされているらしく、4羽のヒナは元気に成長しています。

いつもはほのぼの成長具合を見守っていいた私でしたが、
今日は「お前らも強く生きろよ!」などと、ちょっと親近感がわいた気持ちで
声をかけました。 



森田