東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

今年の漢字「暑」より。

おはようございます。

前回ブログを担当させていただいた時は、暑さの真っ盛りで首にタオルを下げ、汗をふきふきパソコンに向かっていましたが、今回は首に襟巻きを巻き、パソコンに向かうことになりそうです。「暑」から「寒」へ4ヶ月のあいだに随分と気候(自然環境)は変化しています。
今週一週間、どうぞ宜しくお願いします。
そういえば、一年の世相を現す、今年の漢字は「暑」だったそうですね。
地元の京都放送によると揮毫した清水寺森清範貫主は、今年の「暑」についてのコメントの他に、来年は地球に生(せい)を受けた人間が自然との結びつきを感じ、世界中の人が等しく結ばれて平和であって欲しいと、「結ぶ」という字で表わされるような1年になればと語っていたそうです。

暑いのも寒いのも快適とは言えませんが、それがずっと続いているわけではないですものね。暑いのも彼岸過ぎれば、過ごしやすい気候となり、そこから寒くなってきたわけですものね。日本人ですもの、日本に生まれてきて良かったし、有難いと思います。
しかし、今年の暑さは異常でした。自然からの人間に対する警告であったなら、この警告を無視していると、とんでもないことになってしまいそうです。
日本には日本の気候に適した風土があり文化があります。
季節が逆になる南半球の国々にも、その土地に根付いた文化があります。
文化や民族意識は違えど、自然への畏敬を根底にそれぞれがそれぞれの考え方や価値観を重んじ、自立、自由を尊重しながら、同じ地球に生かされ、生きていることの喜びを共有できたなら、人間に対する警告も、とんでもないことも起きないと思います。
国と国との経済的な問題、領土問題、その他諸々も考えれば、温暖化の問題ひとつとっても、一朝一夕にはいかないことはわかっていますが、国は個人の集合体であり、個人というのは日本人であれ、アメリカ人であれ、中国人であれ、開発途上国と呼ばれる国の人であれ、地球人です。
地球人が地球のことを想う気持ちに国境はないはずです。
一人一人が、自然との結びつきのなかから、生かされていることを感じ、自在してある自然法則に合わせてゆく生き方に目覚め、その上で自分の個性を気候、風土に合わせて発揮したなら良き伝統、文化もより良いものとなり、より発展した国や地域になると思います。そして、そういった国や地域が全世界的なものとなり、人と人とが結びつけば地球という生命体も喜び、環境も良くなっていくのではないでしょうか。


東京操体フォーラムは「公益性の循環」をコンセプトに、今年は東京だけの開催にとどまらず、京都やスペインでも「自然法則の応用、貢献」の普及に努めてまいりました。
来年は4月29日に、東京千駄ヶ谷津田ホールにて「春季東京操体フォーラム分科会」が開催されます。テーマは「快適生活のススメ 今よりワンランク上の生活を目指す方法」です。
どうぞ宜しくお願いします。



友松 誠。


2011年東京操体フォーラム分科会は4月29日に千駄ヶ谷津田ホールにて行います。http://www.tokyo-sotai.com/

2011年2月から足趾の操法集中講座を開始します。


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