こんにちは!今日までお付き合いくださりありがとうございました。ようやく折り返しの日になりました。最後まで続きますよう、今日もよろしくお願いします。
性、生殖、性欲を、聖者さまはどのようにとらえておられるのか、気になるところです。
生殖器官は、重要な神経(特に、交感神経と脊髄神経)の末端がそこで結合し、それらが脳に接続して、全身に活力を与えるようになっている、のだそうです。
したがってそれは、生命の木の根のようなものであるから、性欲を正しく使えば身心を健康に保って快適な生活を送ることができる、と説いておられます。
なんて素敵な、理にかなったお言葉なんでしょう。感激しました。性に関してまともにとらえた文章になかなかめぐりあえないでいました。
さらに、こうも論じておられます。
性欲は、他のあらゆる欲望と同様、正常な状態のものと、異常な病的な状態のものとがあるが、異常なものは、不自然な食事によって体内に蓄積された異物から生ずるのである、と。
こんなことも言っておられます。
性欲は、実は、きわめて正確な健康のバロメーターである、と。
性の問題を不浄で下品で醜いと思っているとしたら、それらは、そう思っている人の心の中にあるのであって自然そのものの中にあるのではない。
とても力強いメッセージで、操体の考え方そのものだと嬉しくなってしまいます。
参考文献
聖なる科学
―真理の科学的解説― スワミ・スリ・ユクテスワ著 森北出版
今日はこの辺で!
ありがとうございました。
鵜原増満