「自ら生きることをえらびとったいのち」という、いのちの現場からのお話しに感動しました。
今回のテーマから少々脱線しますがご了承を!
この世に生まれてこられたということは、当たり前のことではなく実はすごいことなのです。
赤ちゃんは、4段階で生まれてくるそうです。
1 卵子と精子が奇跡的な出会いをして受精卵になり、それが母親の子宮内膜に着床します。この時、何の問題もなく着床できるわけではなく、異物を排除しようとする母のバリアーに対し子は全身から酵素を分泌してなんとか受け入れてもらおうと懸命に努力します。この時の大きさは砂粒の半分位だそうです
2 母親の子宮の中で、胎児は砂粒の半分位の大きさから、母親に守られながら自分自身の素晴らしい能力を発揮して驚異的な成長をとげ、うまれるまでに二千倍の大きさ約六十億倍の重さになります。
3 うまれる時 陣痛のストレスは、母親胎児双方に大きな試練を与えます。陣痛のたびに、子宮収縮、臍の緒の血流減少のため酸素不足になり危機をむかえることもあります。
4 産声 胎児の肺にある四千五百万個の空気袋に入っている特殊な液体が、うまれる時一挙に排出されベチャンコになります。うまれた瞬間、空気を吸い込み空気袋を膨らませ次の瞬間吸い込んだ空気を吐き出す、その時に出す音が産声なんだそうです。なんというエネルギーでしょう。なんという力でしょう。胎盤呼吸から肺呼吸に変わった瞬間赤ちゃんのからだは紫から赤に一瞬のうちにかわるそうです。文字どおり赤ちゃんの誕生、いのちを選びとった瞬間です。
生きにくい世の中かもしれません。
こんな素敵な経験をしたおかあさま、おとうさまたちに、子どもたちに、時にふれ折にふれ思い出していただきたい、我が子がこの世に生を受けたその時を!