東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

さて、年末と言えば「第九」です。
あちこちで「第九」のコンサートが開催されています。
この曲は、何かが終わり新しい事が始まる時によく演奏されますね。ベルリンの壁崩壊の時もそうでした。
ヨーロッパでは、EUの国家としてベートーヴェン「第九」の「歓喜の歌」のメロディが選ばれています。これ以上にふさわしい曲は無いと思います。
クラシック・ファンの私としては「第九」に感謝しなければならない事があります。
かつて、1980年代前半に、ソニーとフィリップスがCDを共同開発していた時に、その直径を何センチにするかで対立していました。
ソニー大賀典雄さんから相談を受けた指揮者のカラヤン氏は、即座に「第九が一枚に収まるのがいい。」と答えたそうです。
かくして、12センチ、74分(収録時間)という規格が出来上がりました。現在、我々はその恩恵にあずかっているのです。
数ある「第九」の伝説の一つです。

皆さん、良いお年をお迎え下さい。


半蔵