今回のブログは、臨済宗円覚寺派管長を務められた昭和の名僧 朝比奈宗源老師の「一転語」を謹んで筆写し、玩味する事をお許し頂きたいと思います。
『人はみな仏である』朝比奈宗源著
(春秋社)より
※一語よく迷を転じて悟に至らしむるを「一転語」といいます。
仏心には生死の沙汰はない
永遠に安らかな永遠に清らかな永遠に静かな光明に照らされている仏心には罪やけがれも届かないから
仏心はいつも清らかであり
いつも静かであり
いつも安らかである
これがわたしたちの心の大本である仏心の中には行き死にはない
いつも生き通しである
人は仏心の中に生れ
仏心の中に生き
仏心の中に息をひきとる
生れる前も仏心
生きている間も仏心
死んでからも仏心
仏心とは一秒時も離れてはいない。
合掌
半蔵