以前にも書いたと思いますが、私の特技は「猫の爪切り」です。
初対面の猫でも切れます(笑)。
猫というのは非常に敏感です。
ある猫は、家のヒトが獣医さんに往診を頼んで、電話口での「先生」という言葉に反応し、押し入れにもぐって出てこなくなったとか。
去年亡くなった私の猫も、キャリーバッグを見せるだけで「病院はいや〜っ」と、逃げました。
捕まえてキャリーに入れるのにも暴れるので一苦労するのです。
色々考えて分かったのは、猫もこちらの波動を読んでいるということでした。
「キャリー入れるぞ。病院連れてくぞ」という波動を出さずに(無心?)ぱぱっとやると、うまく入れることができるのです。
それまで、爪切りには結構苦労していたのですが、ある日「爪切るぞ」という波動を出さずに(無心?)ぱぱぱっと切ってみたところ、猫が「あれ?」
という顔をしている間に切ることができました。
それから、爪切りが得意になったのです。
猫は脱力が得意です。
猫みたいに、いつも脱力していてぐにゃぐにゃしていて、なおかつすばしっこいのに触れていると、「脱力」というのが自然に分かってくるのでしょう。
猫は脱力と緊張のバランスが見事にとれているのです。
「居つかない」という勉強です。
居つかない、と言えば、猫ぱんちを避けながら猫と遊ぶのもいい練習になります。
そういえば、猫がきもちよさそうに伸びている姿は、操体の本などにもよく出てきます。
あれは確かに自力自動の操体です。
そうして考えると、私の猫好き、操体にとっても役立ってるんです。