○ 「収める」とも「納める」とも書くケース
・中にきちんと入れる……刀をさやに収める/納める
・一定の枠に入れる……原稿用紙に収める/納める
・受け取って自分のものにする……権力を手中に収める/納める
『ビミョ~な言葉研究所』より
「元のさやに収まる」という言葉は別れた男女が復縁するという意味に
使われることが多いようですが、最後には何となくおさまるべきところに
おさまってしまうってことは結構ありますよね。
もし人智をこえた大いなる力というものがあるならば、人があれこれと
何かしたところでどうにかできるものではないのかもしれません。
それに宇宙の大きな流れの中で
物事はおさまるべきところにおさまってしまうということならば、
なるべく余計な力を抜いて過ごしたほうが気持ちがいいと思いますしね。
操体では「60点で間に合っていればいい」と説いていますが、
あまり右往左往せずに大きな流れを味わうくらいの
ゆとりをもったほうが健やかで愉しく生きられるのかもしれません。
中谷祐祥