今回のブログのテーマである「ゆがみ」を考える上で正しい姿勢、ゆがみを作りやすい姿勢を考えなければならない。
先日までのブログの中でも「自然体」について触れてきたが、正しい姿勢と自然体では少しニュアンスが違うように思える。
自然体とは無意識的に作れるカラダの状態で、正しい姿勢とは意識的にカラダに学習させていくものであり、そして自然体を作るにはまず正しい姿勢を理解し、カラダに学習させていく必要がある。
正しい姿勢とゆがみを作りやすい姿勢の違いを考えていく中で、私は「カラダの力み」に注目してみたのだが、力みに繋がる姿勢というのは骨盤の状態(前湾、後湾)にあるように見える。
カラダの歪み、力みがある人は右重心の傾倒になりがちで、骨盤の状態が後湾曲(反った)人が多く、それは精神的にも緊張を作りやすい傾向がある。
私達が操体を学ぶ上でまず骨盤を前湾曲させることをカラダに学習させるのだが、どうも骨盤が後湾曲(反った)した状態ではカラダは力んでしまい、歪みを作りやすいということが分かった。
そしておもしろいと思ったのが、私が見た範囲の中での話しだが、骨盤が後湾曲している人の傾倒として左利きが多いということである。
左利きの人間は何か特別な才能を持っていたり、何かを感じ取る能力は秀でているのだが、右利きの人に比べリズムを取ることや柔軟な動きを行うことを苦手とし、カラダを使うことにおいても動きが硬いように見える。
それは歩行原理から見て右足に重心を掛けてカラダを使っていることが一つの理由として挙げられる。
私自身も利き手が左で、足は右利きなのでよく分かるのだが、右に重心を掛けることで生じるカラダのゆがみは必要以上の負担が掛かり、力みへと繋がり、生命リズムに狂いが生じる。
ではそういった負担を無くしていくにはどうすれば良いのか?
それを冬のフォーラムで明らかにしていきます。
興味のある方はぜひ起こし下さい。
おしらせ
2015年冬季東京操体フォーラム 速報です。
12月5日(土)6日(日)二日間開催決定
明日からは半蔵さんの出番です。お愉しみに。