先日のブログではカラダの自然について書いたが、ボディーの歪みとは自分の癖と密接に関係している。
自分が楽だと思いカラダを動かしていても、実はボディーには歪みが生じていたりする。
それは楽という感覚でカラダを使っていてはボディーに歪みを作りやすいことを意味している。
つまり無意識の習慣の中に楽という感覚を植えつけてしまってはならないということであり、やはり快という感覚が生活習慣の中に感覚としてなければ、カラダも自然な状態にならないのだと思う。
それは臨床においても同じで、楽という感覚の問いかけと快適感覚への問い掛けでは患者自身の生き方の意識回路も大きく変わってくる。
楽の問い掛けではカラダの癖というのは中々改善することは出来ない。なぜなら楽とは自我への勝手の付く問いかけであり、そこには体を使う・動かすことにおける自然の法則という真理はないからである。
私自身も癖には本当に悩まされた。それは現在私達の学びの中で重要視している骨盤の形状である。
去年の秋のフォーラムでも骨盤の前湾曲の重要性は説いてきたのだが、私も無意識の習慣として骨盤が反った状態になってしまう。
腰が反った状態になるとカラダには力みが生じ、歪みを作る一つの要因になる。
その癖を徐々に改善出来た事で自分の思考では聞き分けられない感覚が芽生え、カラダは少しずつ自然な状態になってきているのを実感している。
おしらせ
2015年冬季東京操体フォーラム 速報です。
12月5日(土)6日(日)二日間開催決定