東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

陽の時代から陰の時代へ その3

陽の時代から陰の時代へ、その移行のプロセスを学んでいると

陽の時代には見向きもされなかったことに目を向けるようになる。

そういったことを、操体を学んでいると感じます。

 

いままでそれほど重要視されてこなかったこと

役割のよくわからなかったもの

丸ごとひっくるめての「総称」としてしか取り扱われてこなかったこと

そして、いまだ「名前」すらついていないこと。

 

「からだ」に関しても

今まで日が当たっていなかった陰(かげ)の部分に

ようやく意識を向けるようになり、

日が当たるようになってきました。

 

陰陽に関する石田実行委員のブログを読まれた方は

感じられたかもしれませんが、

そういったからだの部分の多くは

「陰陽表」で「陰」として捉えられているようです。

 

なぜいままで"気付かなかった"ことに

"気付き"はじめたのでしょうか。

 

それは「『感覚』というものが、うんと大事だ」

ということに 気付いたところから始まっているのではないかと思います。

 

陰(いん)は隠(いん)であり、

いままで思考的に捉えてもわからなかったこと、

思考のヴェールに隠されてきた事象

 

「思考」ではなく、『感覚』を重視して捉えていくと

覆っていたものがクリアになり、その中身が見えてくる。

 

操体が陰の時代の流れのなかで

その先を見据えて変化し続けていられる理由が

ここにもあるように感じています。

 

2015年冬季東京操体フォーラム 12月5日(土)6日(日) 二日間開催します

詳細は東京操体フォーラムHPをご覧下さい