最終日になりました。ブログ投稿の手順を誤り、最後の日に二つの投稿になります。
ごめんなさい。
さて、
先日のことですが、
千日回峰行と四無行を満行なさった塩沼亮潤大阿闍梨にお目にかかる機会がありました。
1300年の金剛峯寺の歴史の中で、満行したのはわずか二人だそうです。
前者は確か9年かけて終え、四無行(九日間飲まず・食べず・寝ず・横にならずというもの)は、生還率50パーセントというすごい行です。
大阿闍梨は翌日に一年で一番忙しいという節分祭を控えている時に時間を作って下さったのですが、
素敵な笑顔を浮かべながら、トレーニングウェアという軽やかなお姿で登場なさいました。
素敵な笑顔を浮かべながら、トレーニングウェアという軽やかなお姿で登場なさいました。
ここで私が何を感じたのか、そういう野暮なコトは書きませんが、
「エネルギーってこういうことなんだ」と、腑に落ちたのです。
また、こういう行者様は、本当に衆生(しゅじょう)を救うために大変な行をなさるのだということもです。
美味しいお茶を頂きながらお話を伺いましたが、千日回峰行の始め三分の一は、いわゆる「幽霊」っぽいのに遭遇なさったそうです。そして、中盤三分の一になってくると、天女とか仏様があらわれ、ラスト三分の一は、何も見えなくなったとのことでした。
「私には霊感とかそういうものはないんですよ」と、大阿闍梨はにこにこ笑っていらっしゃいました。
お寺の玄関に、一際鮮やかなライムグリーンのスニーカーがありました。阿闍梨様のものでした。
護摩もそんなに簡単に「はいよ」と焚けるものではないそうで、一週間前くらいから心とからだの準備が必要なのだそうです。
以前は毎週日曜に焚いていらっしゃったのだそうですが、説法や講演依頼などもあるので、現在月二回なのだそうです。
一週間ありがとうございました。明日からは三浦寛先生です。