先日の寺本実行委員のブログでも触れていますが、現在東京操体フォーラムのサイトには「新創世記」と記載されています。
それは操体の理論に対する見方、捉え方が根底から覆り新たなステージに移行していることです。
ただ全て覆ったから複雑になったというわけではありません。むしろ今まで学んできたことがより解りやすくなり、よりシンプルになってきています。
シンプルになったからこそ、いらないもの、余計なものに目を向けずに真摯に自分が取り組んでいることと向き合うことが出来る。そして進化していける。
現在、私達が学んでいることは橋本先生がおっしゃっていた「治すことまで関与するな」という操体の哲学を忠実に体現することにも繋がってきているように思います。
それは本当の意味での「自力自療」が可能になっていきているということです。
実際に私自身の臨床の通し方も「治すことまで関与しない、治すことはからだにお任せする」という臨床に変化し、そして進化してきています。
その進化に伴う変化は私だけでなく現在学びに来ている一人一人の受講者の成長速度を見ているとよく理解出来ます。
姿勢が変わる。自分との向き合い方が変わる。そして生き方そのものが変わっていく。
それがシンカの力なのだと思います。