昨日のつづき
青年はある時、一人の人物と出会いました。その人物
は、青年がかつて子供の頃に観ていた正義の味方とは
大分様子が違っていましたが、不思議な魅力を持って
いました。
その人物に魅かれた青年は、その人のもとで「そうな
る道理」を学ぶことになりました。しばらくすると、
青年の意識に変化が起こり始めました。
あれだけ(フィジカル的な)強さに憧れて、白黒つけ
る勧善懲悪の世界が好きだったはずなのに、なぜか虚
しさを感じるようになりました。
青年は気づいたのです。自分が今まで正義だと思って
いたものは誰かがつくったもの、自分の判断基準にし
ていたものは自分の「自我」がつくったものだという
ことに。
つづく
2018年春季東京操体フォーラムは
4月30日(月)昭和の日に開催致します。
テーマは「スポーツ障害と操体」です。