三浦先生、一週間ありがとうございました。
本日から三浦寛幸が担当致しますので、よろしくお願い致します。
今回のテーマは「私のズッコケ操体クロニクル」です。
操体を学び始めて12年の月日が経ちましたが、私にもこれまで幾多のズッコケストーリーがありました。
今回のブログでは私の操体クロニクルを振り返りながら、その時々に感じたこと、今になって思っている事などと並行して書いていきたいと思います。
操体を学ぶ前の私は学生時代はスポーツに打ち込み、社会に出てからは販売という仕事を生業にし、それになりの年数を掛けてやってきました。
昔から勉強は嫌いでしたが、からだを動かすことや人と接することだけは好きなことだったので、選んだものに関しては愉しみながら取り組んできました。
しかしある程度の所までやりこむと飽きてしまいなかなか続かず、次第にやっていることが苦に感じることが多くなり、やっていることへのモチベーションが保てずにいる日々が続いたのです。
そんな生活を繰り返していたある日、橋本敬三先生と三浦先生の著書に出会いました。
「きっとこれを学べば自分を変えられる」
根拠は何もありませんでしたが、何か今まで感じたことのない世界観に惹かれ、そんな自信を手にこの世界に足を踏み入れたのです。
そんな動機ときっかけから始まり、ここまで12年間の間、有難いことに継続し学び続けられていますが、失敗も数多く繰り返してきたように思います。
その都度、叱られ落ち込んだことも数えきれない程ありましたが、その失敗も受け入れられる自分自身になったことがこの学びで得られたことです。
失敗ばかり繰り返す自分に対し、いつしか臨床家としての行き届かなさが招いたものだと理解出来るようになった時に初めて操体は自分の人生で初めて投げ出してはいけないものとして捉えることが出来、そこからは真摯にこの学問と向き合うことが出来たのでした。
今になって思うと失敗することに対し、今までの自分は心のどこかで自分以外のもののせいにし、自分の非を認められなかったのだと思います。