社会人になってから現在に至るまで「叱られてきたこと」というのは常に意識に残り、生きることの糧となっているように思います。
操体を学ぶ以前の話になりますが、洋服屋で働いていた頃は毎日のように上司から怒られていました。
その理由のほとんどは自分のミスで納得出来るものでしたが、時に「なんで?」と思う不条理な叱られ方をし、ストレスになっていたこともありました。
それが重なってきた時に自分の中の仕事に対する向き合い方が「愉しくするもの」から「怒られないようにする為の仕事」になり、やがて職場に行くことが苦痛になってきたことを昨日ことのように覚えています。
しかしそれから操体の学びを通じ、現在になって思うことは「叱ってくれる人がいることはありがたいこと」だということです。
特に自分が「しゅぎょう」をしている身であることを認識することが出来てからは足りないことを指摘してくれる存在とその言葉を大切にしてこれたように思います。
「なぜ叱られたのか?なぜそのように言われたのか?」を突き詰め、自身の行動を見直していく。
それを繰り返し、積み重ねていくことの作業が私にとっての「しゅぎょう」であり、悦びでもあり、とても「おもしろい」ことなのです。
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