東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

操体雑感(7)快か不快か

こんにちは。畠山裕美です。

 

 

猫をみていると、損得勘定や正しい・間違っている、という判断で生きてるんじゃないんだ、と、つくづく感じます。
 
猫のおやつで「モンプチ・クリスピー・キッス」というのがあります。
小分けになっているドライのおやつで「手から猫にあげる」という、猫好きにとってはツボをついたコンセプトの商品です。
 
猫達は「おやつ」と「ご飯」という言葉と、自分の名前は知っています。
どこかに隠れていても「おやつだよ~」と呼ぶと出て来ます。
 
ところが、同じ種類のおやつでも「食べるヤツ」と「却下されるヤツ」があります。
 
「チーズチキンセレクト」と「グレイビーソースチキンセレクト」のどこが違うんだろう、と思いますが、なんか違うらしい。
 
先日は「フィッシュセレクト 期間限定の鯛味」を買ってきたのですが、
「おさなかは嫌」という子と「おさかなも美味しい」という子がいて、本当に面白い。
 
「ちゅ~る」でも、ささみ味は食べるのに、マグロミックスは食べないとか、
「カルカン」でも「さけまぐろ」は食べるのに「チキン」は食べないとか、本当に興味深いです。
(個体によって嗜好も違うのです)。
 
おそらく「快か不快か」つまり「好きか嫌いか」でアクションを起こしているんだなと思うんです。
 
私が操体を学んで1番人生で役に立っているのは「損得」「正しい正しくない」よりも「快か不快か」という選択肢もある、ということを体験できたことです。
 
勿論ビジネスでは「もうかるかもうからないか」が大事です。
が、自分の人生においては「損得」「正しいか正しくないか」で選ばなくてよかったというのが私の正直なところです。
 
 

ひなたぼっこする猫さんたち。



 
明日からは三浦寛先生の担当になります。