東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

視覚その5

 視覚は大脳支配で意識下のよっての働きが強いため、目の動きなどから心理学的に読み解くができるなど、目と心理について多くの著書を散見します。 たとえば目線が、左上を見たときは過去のことを、左下を見たときは耳で聞いた声や音楽などを、右上を見たときは想像やウソをついている時に、右下を見たときは感情、痛みなどの身体的なイメージを考えたり、思い出している時に向きやすい傾向があるとのことです。

 今日紹介するのはその中でも、ウッドロー・ワイアット氏(イギリスのジャーナリスト)がある言葉を残しています。それは、「男性は目で恋をし、女性は耳で恋に落ちる」です。

 最終的には性格や価値観で決めるとしても、男性の恋の始まりは女性のルックスを重要視する傾向にあり、視覚から入ることが多いようです。しかし、女性はどちらかというと外見というより、声や会話、言葉などを重要視する傾向にあり、声や言葉をききわけたりすることに長けているために、聴覚から入る情報を大切にする傾向にあるとのことです。
それは生まれてからすぐに男女の聴覚器官に違いがあるようで、女性は男性より生まれたときから、早くお母さんの声や音などをききわけたりすることが可能なようです。

 理由は言語中枢が男性よりも女性のほうが発達していて、女性は言語処理を司る左脳に神経細胞の数が多く、使用している脳の部分が多いとのことです。
 女性に対し男性の場合は、脳の島皮質と呼ばれる部分の、特に視覚にかかわる場所が活発に活動しているから、男性は視覚からみる傾向にあるようです。
 
 特に我々男性陣は視覚以外の情報を大切にする必要があるようですね!!!

 一週間お付き合いありがとうございました。 


2013年7月15日(月)の海の日に、東京千駄ヶ谷 津田ホールにて、操体マンダラ 2013を開催致します。