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東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

おさめ③

 心の不快感が、種々の病気を引き起こすメカニズムは、随分と解ってきた。 そして統計的には、カラダが主原因となっている病人と、心の方が主原因となっている病人は、それぞれ半数であるという。 ということは、カラダと心を分けずに、同時に処方すれば、パーフェクトに好転するということがいえるのである。

 

 心の病気のためにカラダの病気が起きるように、カラダの病気のために心の病気も起こってくる。 病気の原因を分析すると、カラダでカラダの病気を起こすものと、心で心の病気を起こすという同側系と、カラダで心の病気を起こすものと、心でカラダの病気を起こすというふうに区分できる。

 

 カラダの病気が、「心構え」を変えただけで好転することは実際に多い。 それと同じように、心の病気も、「カラダ構え」を改めたことによって治ってしまうことが多い。

カラダと心とは、一枚のコインの裏・表のように、離れることができない一枚であるからだ。

 

 心の不快感としては、 怒り争ったり、不平不満を言ったり、怖れ悲しんだり、妬みや憎しみなどの暗い感情を抱くと、その感情が直ちに間脳から大脳以下に伝達されて、そこにある自律神経の中枢が錯乱されてしまう。 各内臓や血管もすべて、自律神経の支配下にあるので、自律神経中枢の異常はすぐに内臓と血管の乱れとなって影響を及ぼすことになる。 

 

 血管の乱れというのは、怒ると赤くなり、怖れると青くなり、嫉むと紫がかり、嫌がると黄色がかるというように、感情がすぐに皮膚の色を変えてしまう。 これは血液の循環が乱されたということだ。 このように神経伝達の速さは、毎秒120m、ほぼ瞬間的なものといえる。

 

 カラダの不快感としては、 肺が堅くなると頑固になり、 骨盤が曲がるとひねくれ者になり、 肩が捻じれるとカンシャクになり、 頸が堅いと疑い深くなり、 カラダの重心が前に傾くと傲慢になり、顎が前に出ると干渉好きになり、 腰が前に出ると臆病な性格になる。 このような性格を治したいのなら、必ずカラダに着いた悪習慣である癖を納めなければならない。 それを知らずに反省とか教育といった努力をいくら重ねても、無駄な時間に終わってしまうことになる。