東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

くいつく反応その①

「くいつく」でイメージできることは、どのようなことですか?

 

魚が餌に飛びついている、動物が好物にがっついている。

自分の意志で引っ付いている、うまい話に乗ってしまう。

だまそうと思って引っかかる、興味あるものに吸い寄せられる。

・・・等々でしょうか。

 

「くいつく」を、ひらがなではなく、書いてみましょうか。

 

クイツク(なんとな~く急で早い、せわしい感じですね)

杭衝く(たてつくに似た反抗的な雰囲気になりますね)

喰いつく(目で見て喉で味わう、はらわた感覚みたいですね)

苦居着く(我慢を重ねているうちに慣れてくる・・・ような)

 

発生音的には同じようでも、ニュアンスでかなり変化します。

 

ニュアンスは振動、それを繊細に受ける感覚は「皮膚感覚」。

 

「からだ」に元々備わっているのであればこそ!

くいつくのも「ききわける」操体の学問のなか探究できます。

 

 

 2018年春季東京操体フォーラム

4月30日(月)昭和の日に開催致します。

テーマは「スポーツ障害と操体」です