飢えた状態では、食べ物に喰らいつきたくなります。
昔、カップヌードルのCMで、
「Are you hangry?」という問いかけもありましたね。
人体の細胞で、喰いつくイメージに近いのは白血球ですかね。
免疫細胞も、細胞ごとに様々な働きを分担していますけれど、
まずは怪しいものに喰らいつく、という感じでしょうか。
「馬には乗ってみよ、人には添ってみよ」とあるように、
とりあえずナニモノか分からないのなら、そのような姿勢で
ウソかホントか試してみる、というものにも通じますね。
十代の頃、お腹を空かせて学校から帰ってくると・・・、
「ただいま~!今日のご飯はな~に?」が口癖でしたから、
あのころの食欲ほどではないにせよ、飢えるような要求感覚、
味わいたいという本能的欲求、渇いた土に染み入るような、
待ちかねた挙句貪る幸せ、かつ悦びという経過で満たされる。
操体というモノは、あのような感覚に満ちて襲われるのです。
「からだ」に通しつつ、いつまでも知の要求を満たすからこそ、
何物にも代えがたい「くいつき」で、今も続けているのですよ。
これも普段、奥方さんが、家庭の奥に居てしっかりと家事を
こなしてくれるからこそ、伸び伸びと続けていけるのです。
帰ってくる場所がきちんと整っているからこそ!感謝ですね。
(家庭も、「からだ」も同じです。ハイ、やはり感謝なのです)
4月30日(月)昭和の日に開催致します。
テーマは「スポーツ障害と操体」です