先日、久しぶりにバイクに乗ったらコケてしまった。
事故を起こしたとか、ケガをしたとか大げさなことではなく交差点手前で減速していて、プラスチックの破片の上にタイヤがのった時にブレーキをかけた為、そのままズルッと地面の上を滑って制御不能となり転がってしまったようだ。
幸い周りに人や車はなく自滅ですみ、恥ずかしい思いをしただけだった。
そして、バイクを起こさなくてはならないが自分のバイクは乾燥重量238kg、ガソリンやその他入れると結構な重さになる。
「は〜ぁ また腰痛めるんかなぁ や〜だなぁ」と思いつつ
左手でハンドルを持ち、腰を落とし「あ〜ぁ」とやる気なさそうに持ち上げると、不思議なことに左手一本で持ち上がってきてしまい、途中から右手をシート横にあてがっただけで、力を出した実感がないまま持ち上がってしまった。5年以上前は、腕をギンギンに力ませ、やっとこさ持ち上げて腰も痛くなっていたのに不思議だ。
左のバックミラーはもげ、ヘッドライトもへこんでしまい泣きたい状況だが、なぜか笑ってしまった。
20数年前、教習所に通っていたとき 最初にバイクを起こすということから習うのですが
よく、教官が力でやろうとするな 力を使わなくても簡単に起こせるよと 何回も起こすところを見せてくれたことがあったが 大股開いて起こすような動作ではなく 中心に力が集約されたコンパクトな感じの体勢だったと思い出されます。足の外側で踏ん張り、脇が空き、肩に力が入った状態ではあのようなきれいな体勢にはなっていなかったと思います。
友松 誠