東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

足底筋

この月に入ると申告の記帳で忙しい。
毎月、毎月少しづつでも伝票整理をやっておれば、あわてず、急がず、余計なエントロピーを増大する必要もないのにと、思いつづけ、あげくに30数年もこの月にあわてている。なんてヤツだと、自分のふがいなさを嘆くのである、が、三茶の仙人も聖職を持っている限り、申告と納税の義務があるから、仙人暮らしといえど、社会人としての自覚はそれなりに持っているつもりだけれど、しかし、生活するって、イイ加減にできないんだ。税金一つとってみても、何種類の税金を支払っているのか。まづ事業税、所得税、区民税、特別区民税、固定資産税、消費税、国民健康保険料、印税・・。これだけの税金を納めなければ三茶の仙人生活もまヽならないのである。私の場合は世田谷区と渋谷区と二つの区にまたいで事業所と自宅があるから、大変だなァと思いつつ、三十数年も支え持ちこたえているのだかアホと言えばアホなのであります。
こんな税金のこと、申告に追われている今、ブログに立ち向かう気力もなく。。スランプ中、ウーパールーパーの黒子と飼い猫のシモンが代わる代わる代筆しますのでよろしく。





今日は「足底筋のナゾ」について話してみます。同志の皆さん、足底筋の所在はとっくに理解されていますよニャ〜ン。
足底筋とは単純に足底に所在する筋の名称とばかり思い込んでしまうんじゃございませんかゴロニャ〜オン。
足底筋というから単純細胞の私は足の裏の筋肉を想定して、キョロキョロと足底の筋肉をなめまわして見るわけでござんすが、足底にはそんな筋肉の名称はないんでございます。いくら目くじら立ててみたところで、足底筋という名称はないンです。所在を知っている同志はバカじゃなかろうか、とお腹の中でお笑いのことでしょうな。足の裏を舐め回したってその所在には行きつかぬのであった。


降参です。しかしですね、この名称をおつけになったお方がどんな先生なのか存じませんが、何か色気があるんですよ。目つぶしを食らったような感動を覚えるんですよ。先日、下肢の神経分布を調べていたんですがネ、当然、下肢の筋群の名称も目に入ってくる訳で、すると膝窩(しつか)の中央にですネ、この足底筋が存在していたんですネ。なんで膝窩の中央に足底筋という名称を持つ筋肉が存在するんですかネ、とても興味がわいてくるんですネ。
不思議なフェロモンの臭いがするんです。ニャ〜オン。
この足底筋という名をもつ筋肉は、調べてみると、かなり、私のご主人さまに似て、地味なヤツなんですネ。この筋紡錘そのものは、7センチ〜10センチの束なんですけどネ、ところが、ところがですよ、この足底筋にはバイオリンの弦のような腱(けん)が腓腹筋(ひふくきん)とヒラメ筋の間をぬって下肢内側を走り、踵(かかと)の内側下まで伸びているんでございますよ。
その、腱の長さは約35センチ〜40センチ程あるんですネ。そして、この足底筋の停止部が踵、起始部が大腿骨の外側(腓腹筋の起始部のすじ上)なんでですね。自然に考えてしまうと、踵が起始部で、停止部が大腿外側を思うんじゃございませんか。そして、L4からS1の運動神経が支配する筋の一部が、この足底筋なんですな。
L4-S1と言えば、これに付着している筋が大腰筋と言う訳で、なにかますます臭いますニャーオン。
ところで我々(というかご主人様他同門の皆様)は、膝窩を診るんじゃございませんか、膝窩のどこを診ているのか、。意識して診たことがあるのかニャ〜ん。


明日に続く。。。



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