東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

秘密のトンネル♪

さて、今日は娘に教わった公園の秘密のトンネルについて書こうと思います。
この公園は僕がよく行く公園なのですが、視点が違えば景色も違う!

いつも通っている公園の草木のなかによく見ると子どもなら入れる穴が空いているではないですか!!娘はそこに連れて行きたかったらしいのです。

大人になって忘れていたものが心の中に蘇って来た、ワクワクするんです。
冷めてみてしまえばそこは単なる穴、でもそこには自分が幼少の頃の記憶を
蘇らせる何かがある!!自分も場所は違えどこういう穴に入り子どもならではの探検をよくしたものだ、『あの頃作った木のうえの秘密基地は?』とか、『あそこに隠したお菓子、食べなかったな』とかいろいろと思い出す。

チビちゃんに言われるままからだを小さくしてついて行くと思ったより複雑ではないですか!?真っ直ぐ一本かと思いきや二股にわかれていてその先もまた・・・

「こりゃ凄い!!」と言っているまにチビちゃんは先へ先へ・・・と思えば戻ってきて手招きをしている。案内人の様だな(笑)。しかしながら座った状態での全身は少々厳しいものがある、そのなかでも先にある期待が辛さは感じさせなかった。ようやく中腰くらいで立てる空間にでた。どこかで見たような・・・
空もいつも見る空とちがい木々の間から光りが入ってきていてとても幻想的な空間だ。「う〜ん、こういう雰囲気どこかで・・・」

『トトロに出てくる森』だ。そして『コロボックル』を思い出した。

コロボックルアイヌ語で蕗の葉の下にいる人って意味だったと思う。そう言えば小さい頃は本当にコロボックルが見えていた気がするな〜。
大人になるにつれて感覚の中で見えていたものが見えなくなったのかな・・・

でも少しだけ、無くしてしまったものを取り戻したような気がする(笑)

そこからはまた中腰になりチビちゃんを追いかける。上って下って。
ようやく公園の遊具が見える!!『疲れた〜』という思いと『まだこっちの世界にいたいな』なんて思う自分がいました。

今日は秘密のトンネルを通って、幼少期の感覚を少し蘇らせる事ができた。
そして、物事の見方や感じ方に決めつけはいけないなって思いました。
ここは僕のパワースポットかもしれませんね、
皆さんも、秘密のトンネル通ってみませんか(笑)


これは臨床においても生活するにおいても非常によい気付きだな〜♪


西田尚史