東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「あなたに操体・操体法をお薦めする理由」五日目

ご存知のように、現在はなんだかとんでもないことになっています。
 
また、良く言われていますが、情報過多になっているので、本当の情報もニセの情報も、入り交じっています。
そこから、如何にして情報を取捨選択するか。それが大事であることは、皆さんご存知ですよね。
 
先にも書きましたが、操体を学んでいると「快か不快か」をききわける力、原始感覚が蘇ります。
 
現在の人間は、この「原始感覚」が鈍っているといわれています。それには色々な要因がありますが、その原始感覚を蘇らせる方法は、ただ一つ。
 
「快を味わうこと」だと思います。
 
例えば、足趾の操法®をはじめて受ける人がいるとします。
最初は「うん、きもちいいけど、めちゃくちゃきもちいいっていうわけではない」と言います。
「ちょっと痛いところがある」とか言ったりします。この時は、まだちょっとネガティブな感情があるかもしれません。
しかし、足趾の操法を例えば2ラウンドくらいやると
「めちゃくちゃ気持ちいいです。。」
あるいは寝息を立ててあちらの世界へ行ったりします。
 
ここで、質の高いきもちの良さを味わうと、あきらかに感覚が変わります。
 
私はこんな時「原始感覚が蘇ってきたぞ」と、心の中でにんまりします。
 
そういえば、この前、年配の女性が娘さんに連れられていらっしゃったのですが、足趾の操法を受けている最中、ずっと「きもちいい」とおっしゃっており、帰り際には
「こんなにきもちの良さを味わえるなんて、本当にありがたいことです」と言って帰られました。
 
きもちよさ→ありがたい
 
こんな感覚を日々の中で味わうことによって(自分では味わえない人は、我々がお手伝いします)、原始感覚が蘇ります。
 
原始感覚が蘇ると、免疫力もアップしてきます。
これが、操体のお陰なんです。
 

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