今朝一番の新患のおばあちゃんは、なんと予約時間の一時間も
前に治療室に着きました。
私はこのブログに何かを書こうかなーと思って座ったところに
ピンポーンときたのでした。(早すぎ〜)
なので、このおばあちゃんのことを書いてみることにします。
おばあちゃんは病院でレントゲン検査をしてもらったら骨が
スカスカで骨粗しょう症になっていて、背骨も曲がっているので
腰痛は治らないとお医者さんに言われたとのことでした。
私は、
「からだは骨の密度を低くして丈夫にしているんだよ!」
「電信柱たって中が空洞でしょう」
「コンクリートがギッシリ詰まっていると折れやすいんです」
「木だって老木になると中を空洞にして強くなるでしょう」
「人の骨もそうなんです」
「良かったねぇ、骨粗しょう症になって」
「丈夫になったんだもの」
私はにこにこ本気で言いました。
こんな話だけで、おばあちゃんの顔がさわやかになりました。
「レントゲンで骨が少し曲がっていても普通に元気に生活して
いる人がたくさんいるから大丈夫だと思いますよー」
「ただ、つらい体操なんかをがんばってやっていると、なかなか
良くなりませんけどねー」
「あらっ、あだす(私)プールでありぐ(歩く)のをやってんだげっとも〜」
「ちんな(昨日)もやってきたのっしゃ〜、ちぎ(次)の日がちらくて
ちらくてぇ〜(つらくてつらくてぇ〜)」
「ちらいことはしないようにして、気持ちよくプールで遊んで
くればいいんだがなー」(少しナマル私)
「へえ〜っ」
「もっと早く直したければ、これからやることを覚えてください」
そんなホントのお話をしてから操法をやりました。
操法も大切ですが、操法に入る前のお話もとっても大切だなー
と思いました。
今 昭宏
8月28、29日は大徳寺玉林院にて「東京操体フォーラム in 京都」開催
9月18、19日スペイン、マドリードにて「操体フォーラム in マドリード」開催