東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

Lunes

私のライフワークは操体、音楽、英語である。
英語は3年前からちびちびと勉強していて、お世辞にも上級とは言えないが、日常会話の程度ならこなせるようになってきた。
しばしば、「英語が話せたらいいなとは思うのだけど、三日坊主でなかなか長続きがしない」と嘆く話を耳にするが、私がなぜ継続して勉強していられるのか自分に問いかけてみたところ、
思い当たることが二つあった。

1. 英語を勉強して、自分はいったい何をしたいのか明確な目標があるということ。
2. 操体で学んだ「バルの戒め」(頑張る、威張る、欲張る、縛るをしない)の実践。

ただし1と2は両方とも必要で、1だけだと変に肩の力が入りすぎてスタミナ切れに陥るし、2だけだと何処に向かえばいいのか分からなくなってしまい、フェードアウトしてしまう。
つまりこの二つの要素あっての継続なのだ。
また、高校時代は学校をサボってぶらぶらしていた私がこんなことを書くのは恐れ多いのだが、英語に限らず学問をするということは明確なビジョンと持久力を要するものなのかなと思っている。

ところで私はスペインに行くまでの一カ月間、スペイン語を集中して勉強した。
これは私なりの仕込みで、今までの経験上、これをしておくと現地の人との交流がより愉しくなるのだ。それに加え、常に語学を実践できる環境下にあるため、現地の人と話せば話すほど語学力がアップする。
さらに、それが帰国してからの語学学習のモチベーションアップに繋がり、とてもいい自分のお土産になる。
実際、スペインから帰国してから、NHKのラジオとテレビのスペイン語講座で勉強しているのだが、以前とは違い、京都にいながらスペインの乾燥した空気、オリーブ畑などの
空間がありありとひろがり,放送時間にコクがでてきた。

ちりも積もれば山となるとはよくいったもので、またスペインに行ける日が来ることを意識して、操体の学び、語学学習をこつこつとしていきたい。
あっ、お金もこつこつ貯めなくちゃ。
さらにスペインを満喫できるように。


(トレド)

小松 広明


新刊情報:皮膚からのメッセージ 操体臨床の要妙Part 2(三浦寛著)、たにぐち書店より発売。 

11月20、21日千駄ヶ谷津田ホールにて2010年秋季東京操体フォーラムが開催されます。

2010年8月、社団法人日本操体指導者協会を設立しました。