昭和52年の日本医事新報に、橋本先生の「人間悲願の達成へ」が掲載されました。(全文は、からだの設計にミスはない、快からのメッセージに載っています。)
20項目の提言ですが、その内の一つ。
原始感覚は意欲と追求の仕方で向上、または衰退する。
操体は原始感覚を指針にしています。(快適感覚をききわけ、味わう)
原始感覚というと小難しく感じるかもしれませんが、本来誰でも持っているものであり、磨けば鋭くなってきます。
先日、足趾の操法体験大会を行いました。これは日曜の午前中に行っていた集中講座の総仕上げも兼ねていて、操体を受けたことがない方もきもちのよさを味わっていただいて、からだの変化を体験いただこうという趣旨でした。
スペースの都合で4方向とはいきませんでしたが、極性をききわけていただいた後に操法に入りました。
ちょっとした事ですが、からだはきちんと原始感覚をききわけているようです。
普段肩こりとか腰痛が気にならないという方もいますが、原始感覚が鈍っていて気づかないか、或いは鋭くて表面化するまえに対処できているかのどちらかでしょうね。
わからないという方も、きっかけさえあれば実感できるものだと思います。
京都での操体フォーラムもあと1ヶ月にせまってきましたが、今回は実際に操法を体験できる時間を組んであります。
きっかけの一つとしていかがでしょう。
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東京操体フォーラム in 京都2011は8月28日(日)に開催されます。北村翰男(奈良漢方治療研究所、奈良操体の会)、三浦寛他
Sotai Forum in Madridは、9月24日、25日の二日間、マドリードにて開催致します。三浦寛他