おはようございます。
はじめての操体法。
はじめて操体法の第3分析である皮膚へのアプローチを受けると、意識飛びの眠ったような状態になる人が多い。
そして、意識飛びの状態から醒めた後、驚きと戸惑いの表情を浮かべる。
勿論、良い意味での驚きと戸惑いだ。
なかには、起き上がって両手を合わせ、何かに感謝するような仕草をするような人もいる。
からだがききわけてくる気持ちよさによるバランス制御。
これを内部感覚をつうじて感じた時、日常生活では感じた事のない有難さに気づくのかもしれない。
第3分析である皮膚へのアプローチは、三浦寛先生の著書「快からのメッセージ」の中で公開されてから、既に20年以上が経過している。
その間に、操体法は第5分析まで進化している。
だからといって、第3分析はもう古いというものではない。
皮膚へのアプローチは、シンプル故に操者(施術者)のからだとの向き合い方が、その効果に表れるものである。
だから、古くからのもの、つまり創始者・橋本敬三先生の生命観からも学び、そして新しいものである第5分析からも学んだ方が、より一層の効果が期待できると思う。
第5分析、つまり三浦寛先生が新たに提唱している新重心理論によるからだの正当な使い方を学び、身につけてた方が被験者のからだも受け入れてくれやすくなるし、操者自身も疲労する事なく、気持ち良さを共有しながら施術を行うことが出来ると思う。