東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

はじめての操体法・・・6

おはようございます。

 

はじめての操体法。
はじめて操体法を知るにあたって、操体法って何か変わった名前だなと思う人もいるのではないかと思う。

操体法という名称は、橋本敬三先生がNHKのラジオ放送に出演する際、名称が無ければ紹介しづらいということで、ついたとも聞く。

それまでは名称など無く、長年直弟子として側で仕える事になる三浦寛先生が名称がない事について質問すると「名称なんかどうでもいい真理が大切なんだ」と意に介さなかったという。

 

真理。
橋本先生の追及していたのは、絶対的な真理だと思う。

対象を限定した上での真理や条件をつけた上での真理は相対的な真理であり、その枠の中では真理として通用しても、枠を越えれば誤謬となってしまうようなものを追求していたとは思えない。

 

現代医学というのは、高度に細分化している。
高度に細分化した治療の枠の中では、その枠では理論的にも筋が通るが、枠を越えれば筋が通らなくなる事柄も少なくないのではと思う。

また、理論を通すために捨象してきてしまった細かな事実もあるように思える。

そうした医学会の現実に異を唱え、生命現象の根本から真理を見つめ直し、その真理を追求し続けたのが、当の医師であった橋本先生だった。

それは、「息」「食」「動」「想」と「環境」の生命エネルギーの入出力のバランスの乱れから、元々の健康体に歪みが生じ、からだのバランス制御の働きが十分に発揮できなくなり、器質的な病理変化にも至るという、病の捉え方にも見てとれる。

ウィルヒョウの病理学に代表されるような、病に対する考え方とは違うのだ。