ボリューム満点の夕食の後、腹ごなしに広い日本庭園を散歩することにした。昨年は女性モノの赤い鼻緒の下駄があったのだが、今年は何故かない。いわゆるつっかけを履いていったが、履きにくいので男モノの下駄を履いていった。
日本庭園、旅館の周辺を散歩してからいよいよ混浴露天風呂「龍宮の湯」である。勿論撮影禁止なので写真はない(笑)
男性はタオルを腰に巻けと言われるが、タオルは腰に巻ける長さではないので、誰一人タオルを巻いている人はいない。女性はパラオのような一枚布を巻いて入る。昨年は女子は私一人だったが、今年はゆきさんがいる。また、思い出すと去年は何だか男性諸氏は遙か彼方でぱちゃぱちゃやっていたような気がするが、今年は6人で盛り上がった。お約束通り皆泳いだりしている。丁度お湯が噴水のようになっているところがあり、その辺りを私達が陣取ってワイワイ騒いでいるのを、遠巻きに見ている若者達(それも若い男の子ばかり。男同士で温泉に来たのか??)がいたりした。混浴露天風呂は大人数で入ったほうが楽しいことを痛感。
お湯はぬるいのだが、長く入っていると温まってくる。のぼせる前に出ることにした。
その後は夜遅くまで色々な話で盛り上がったのだった。
朝5時位に起床。
着替えてスーツケースに荷物を詰めてから、朝ご飯前に再び露天風呂に行った。朝は噴水も止まっており、夜とはまた違った雰囲気である。のんびり入っていると、雨が降ってきた。風呂に入りながら雨に降られるというのは滅多に出来る経験ではないが、ゆきさん曰く「野生動物になったみたい」。なるほど、原始感覚がふつふつと甦ってくる。何だか雨がものすごく楽しくなってくるのだ。機会があったら是非体験して欲しいと思う。
結局またアタマからずぶ濡れになり、温泉の内風呂で軽く頭を洗った。8時なのでそろそろ朝ご飯である。
朝食は昨日と同じ部屋で、昨日と同じ仲居さんが給仕をしてくれた。話を聞くと、この旅館で定年まで勤め、その後も週末だけ働いているのだそうだ。
★朝ご飯。夕食はお澄ましだったが、朝はしじみのみそ汁だった。
そこで、三浦先生が「お母さん、僕達どんな集団に見える?」と仲居さんに聞いてみた。仲居さんは「先生」とか「芸能関係」とか「画伯」とか「治療家」とかさっぱり分からないと言っていた(笑)。仲居さんが出て行った後、今度どこかに皆で泊まる時は「親分」とか「元締め」「姐御」とかそういう芝居を打とうという相談となった。是非今度やってみたいと思う(笑)。
★東京では見かけなくなった丸形ポスト。旅館の前に立っていた。
★出発時の記念写真。