2012-03-21 目が合った 半蔵(はんぞう) 若い頃、色々な治療の本を読み漁った。 当時は、何人かのあこがれの治療者がいた。 そんなある日、書店で呼び止められた。一冊の本から。 「オイ、君、ちょっとそこの君、お前だよ。」 吸い込まれる様にして書棚に近づき、手にしたのが『生体の歪を正す』だった。 そして、衝撃を受けた。(その辺りの経緯は、かつて「手技療法」に書いた。) あの時、私の目線は虚空を視ていた。 その向こうに、橋本先生が片手にタバコを持ち、微笑んでいる様に感じられた。 半蔵