Amazonの電子書籍サービスkindleの日本版が開始して半年が経った。
当時から周りでも話題になってはいたが、音楽や映画のネット配信の時に比べいささか抵抗があった。
抵抗というよりは関心が薄かった。
専用端末やタブレットなどの大きめの画面でなら見やすい部分はあるものの、持ち歩きを考えるとまだ紙の本の方が気軽に読めるかなと思っていた。
なので、スマホでパブリックドメインの文章が詠める青空文庫を利用しつつ様子を見ていた所であった。
ここ数ヶ月の流れでスマホの大画面化が進んで5インチ前後が主流になり、機種変更をきっかけにKindleのアプリを入れてみた。
いくつかの本を購入してみたがこれが使いやすい。
本文中にハイライトやメモを残せるし、辞書もその場で引けて、クラウドで同期できる。
今ではもっぱらKindle版ばかり買って、欲しいものがない時だけ紙の本を検討するようになった。
出版社によって扱いに差があり、個人的に好きな岩波やちくまが対応していないのが残念ではあるが、今後に期待したい。
操体の本も電子書籍で持ち歩けるといいのだが、これは自炊するしかなさそう。
いずれにしても本を読む楽しみが増えたのは確かである。