医師であった橋本敬三先生の関わった書籍で、最も熱く読み応えがあ
るのは「生体の歪みを正す」であろう。
その中にある「般若身経」の項目によると、「般若身経」と”身”の
ところだけ太字で書き、そして(健康の自然観)とある。
そして次に「般若身経(その1)」と「般若身経(その2)」と続く。
では、「般若身経(その1)」は何なのかといえば、まず「いつも健康
で、気分良く幸福に暮らすために」に注目しておきたい。
「身体運動の法則、その基本運動」と記されてもいるので、運動の
ことか、と勘違いしてしまうのは、途方もなく勿体ないことだ。
「般若身経」は、「自然法則」と矛盾なく理に適うことなのだ。
つまり、橋本敬三先生の記していた「般若身経」は、「身体運動の
法則、その基本運動と生き方の自然法則」のことで、後半の(その2)
を含めての”法則”なのである。
故に、その結果としてはこうなる。
いつも健康で気分よく、幸福に暮らすために。
生命のバランス現象、天然自然の法則性を解き明かすこと。
そして、気付いたら感謝に向かうこと、これを指導していたのだ。