ある日、今よりもっと若かったころのヒヨコちゃんが、
めくって遊ぶカードゲームをしておりました。
そのカードには、猪さんとか、鹿さんとか、鶴さんとか ・・・
かわいい動物や花のイラストも描かれたとってもオシャレなカードです。
するとゲームの相手をしてくれた、ちょっといかつい男性が言いました。
「次の札は〇〇だぞ」。
そのいかつい男性は、まだめくってもいないカードを予言したのです。
「ホンマかいな?」とめくってみると、見事に大当たり!
「え゛ぇ!アナタはエスパーなんですか!」。
ヒヨコちゃんはビックリです。
またある日、今よりもっと若かったころのヒヨコちゃんが、
小さな牌を集めるテーブルゲームをしておりました。
その牌には、東とか、南とか、中とか ・・・
キレイな文字や模様なども書かれたとってもオシャレな牌です。
するとゲームの相手をしてくれた、ちょっとあやしい男性が言いました。
「アンちゃんの待ちは〇〇だろ」。
そのあやしい男性は、知らないはずのワタシの欲しい牌を言い当てたのです。
「え゛ぇ!アナタもエスパーなんですか!」。
ヒヨコちゃんはまたビックリです。
なんでみえたの?なんでわかったの?
まぁ「偶然」とか「カン」とか、いろいろあるかもしれませんが、
「偶然」でも「カン」でも、そのとき実際にわかったことに変わりありません。
どんな分野にもスゴイ人ってのはいるもんで、
そのそれぞれが自分自身の特異な能力を使って活躍されております。
甘いスイカがわかる八百屋さんも、新鮮なサカナがわかる魚屋さんも、
それぞれがスゴイ能力です。
まぁそれがいわゆる「プロ」ってことなんでしょうなぁ。
プロはプロでも裏のプロ。「感じること」を説くジュクの雀鬼
ワタシらの仕事も「整体」だ「操体」だといろいろとありますが、
ではその中で「プロ」って言えるような方はどれだけいらっしゃるんでしょう?
「この(手技療法)世界で10年20年は駆け出し小僧」ということを、
ワタシも教えていただいたことがありますが、
「プロ」っていうレベルに少しでも近づけるためには、
やっぱりコツコツと静かな汗を流し続けるほかないのかもしれません。
そう考えるとワタシもまだまだ当分はヒヨコちゃんのようです。
一週間ありがとうございました。来週は操体の「プロ」、畠山先生です。
中谷之美