佐助が担当する二日目です。よろしくお願いします。
新聞を読んでいると、「医療類似行為でけが人が続々」という記事がありました。
(産経新聞より)
医療類似行為について、昨年度国民生活センターに寄せられた相談が計1265件と過去最大だったそうです。また国民性格センターの資料によると、何らかの身体症状が発生したという危害相談は平成23年度186件でこれも増加傾向とのことです。
医療類似行為の中で国家資格があるのは、あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師、柔道整復師であり、その他は資格がなくても開業できますが、相談件数の4割以上が国家資格を持たない方の相談だそうです。また国家資格がなくても「マッサージ」という用語を使用している場合が多く、国家資格を持っているかどうかを患者自身で区別するのは難しいとされています。
最近の僕の近所の田舎にも、開業される方が多くなっています。やはり開業件数に伴い、手技による問題で来院(当クリニックの整形外科)される方が増加しています。
近所の開業している看板を見ても、何の協会に所属しているのか、どういう勉強をしてきているのか見ただけでは分かりません。実際に患者の問診でも、整体というだけで分かりませんし、国家資格を持って開業をされていると思っている方が多くいます。
操体法は、感覚のききわけを行うことによって行う診断(分析)をして、ききわけた快適感覚を味わう操法(治療)というように自力自療で、からだ自身が治療者となりえる手技です。しかし操体を学ぶ者として、西洋医学(病院・クリニック)の問題点と開業されている方(開業をしたいと考えている方)の問題点のそれぞれについて今週は考えてみたいと思います。
とても大切な問題でもあり、とても大きな問題なので、答えが出るとも思いませんが、これからの臨床家がいつかはぶつかり、抱える問題になるような気がするので、自分自身で考えるきっかけにしたいと思います。
今日はこのあたりで・・・。ありがとうございました。