東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

ヒヨコと陰陽 その5

宮本武蔵の「五輪書」には「陰陽の足」という記述があります。

 

「陰陽の足とは、片足ばかり動かさぬものなり。切る時も、受ける時も、

右左、右左と足を運ぶのである。くれぐれも片足だけを動かすことのないよう、

十分注意するように」とのことなんです。

 

まぁワタシのような素人には、右左右左と普通に歩くだけ?って感じもしますが、

わかる人にはきっとわかるんでしょう。

違いのわかる男になりたいもんです(ダバダ~ダバダ~♪)。

 

でも、普通っていいますけど、普通ってのは結構スゴイことだと思いますよ。

 

スポーツの試合だって、いつも通り普通にやればいいものを、

大概は力んだり、緊張したり、カッコつけたり?、

余計な意識が介入して普段の力が出せないことも多いんですから。

 

ワタシらが行う施術にしてもそうかもしれません。

患者さんのからだをみたまま、感じたままに、普通に施術できればいいんですが、

余計な意識が介入してなかなかそうはいかないこともあります。

 

治ってくれない、上手くいかないときって、案外とそんなときかもしれません。

 

ワタシなどはカワイコちゃんを前にすると、

血圧が300くらいまで上がっちゃいますからね。

まったく修業が足りませんな。

 

中谷祐祥

 

2015冬季東京操体フォーラム 12月5日(土)6日(日) 二日間開催します

詳細は東京操体フォーラムHPをご覧下さい