皮膚へのアプローチが何故生まれたかというと、第一分析、動きの操体では対応できない患者さんの存在があったからだと聞いています。
動けない場合は手も足もでないという、まさに操体の盲点です。
その時、三浦先生から「生体の歪みを正す」の一節に「運動系とは筋骨格・・・皮膚をも含めた」という一文を発見し、「皮膚も八方向に動く」ということに気づいたということでした。
それで「皮膚も動かしてみよう」というアイディアが生まれたのだとか。
最初は「面の渦状波(かじょうは)」といって、手掌を使っていましたが、そのうち、
「点の渦状波」(指尖を用いる)がメインになりました。
以前、操体を受けたことがないけれど、三浦先生の本を読んだことがあるという
女性に「渦状波ってこれでしょ」と言って
右手の人差し指と中指の2本で腕を「ぎゅ~」っと押されて「ええええええ???」驚いたことがあります。
人差し指と中指は使いませんし、ぎゅ~っとは押しません。。。
やはり本を読んだだけでは伝わらないものです。
雪残る、葛岡霊園。正面の丸い石が、墓石です。
2017年4月29日(土)2017年春季東京操体フォーラム開催。
テーマは「操体新旧臨床譚~よみがえる橋本敬三&最新症例集」です